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「何のために生きているんだろう?」
26歳の時、大きな事故に遭い、医師から「もう歩けなくなるかもしれない」
と告げられました。
それまで当たり前だった日常が、一瞬で失われました。
どんなに天気が良く晴れている日でも、私には真っ暗な空にしか見えず、
何のために生きているのかすら、わからなくなっていました。
それでも、諦めることはできませんでした。
どうすれば、また歩けるのか。
同じようなケガから回復した人はいるのか。
どんなリハビリをどれくらい続ければ、前に進めるのか。
必死に調べ続けました。
同じようなケガから回復に向かっている人の体験談を見つけた時、
真っ暗だった心に、少しだけ光が差したことを今でも覚えています。
一方で、病室にいる多くの人たちも、
自分の病気やケガについて検索し、
「どうすれば前に進めるのか」
という情報を必死に探していました。
みんな不安を抱えながら、少しでも希望を見つけたい。
その気持ちは、当時の私自身そのものでした。
そして、私がもう一度歩けるようになるまでの道のりには、
支えてくださった理学療法士の方々の存在がありました。
正直に言えば、私自身の心は完全に折れていました。
努力しても報われる保証はなく、
前を向かなければいけないと頭ではわかっていても、
気持ちがついてこない日も何度もありました。
それでも、理学療法士の方は一切諦めませんでした。
身体の状態を見極め、できることを一つひとつ探し、
ほんの小さな変化にも目を向けながら、
何度も何度も、私と向き合い続けてくれました。
私が諦めかけている時でさえ、
目の前の人が、自分以上に真剣に、自分の回復を信じてくれている。
その姿に、心を打たれました。
誰かの一生懸命さは、人に伝染するものだと思います。
本気で向き合ってくれる人がいることで、
「もう少しだけやってみよう」
と思える瞬間が生まれる。
私にとってリハビリは、単に身体を動かす時間ではありませんでした。
もう一度、自分の人生を前に進めるための希望そのものでした。
だからこそ私は、理学療法士をはじめとする身体に関わる専門職の方々に、
深い感謝の気持ちを持っています。
そして今度私が、事業を通じて恩返しをしたい。
身体の変化を正しく記録し、
日々の小さな変化や努力を見える形にする。
一人ひとりに合ったリハビリや運動を届ける。
そして、理学療法士や施術者の経験・知見が、
より大きな価値として社会に届く仕組みをつくる。
その想いから、会社を設立しました。
病気やケガ、身体の不調や悩みを抱える人が、
不安の中でも、自分の身体と向き合い、
「それでも前に進んでみよう」と思えるきっかけをつくりたい。
そして、理学療法士をはじめとする専門職の方々の現場の努力が、
一人ひとりの変化として伝わり、
その価値が社会に届く未来をつくりたい。
それが、私がこの事業を続ける理由であり、
ならでわ株式会社の使命です。